渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで行われている
レンピッカ展に行ってきました。
電車の中の広告で見て以来、前々から行きたかったんですよね!絵がなんとも迫力あって好き。
この人の絵をもっと見てみたい!と思い今日に至ります。
作品総数は油彩作品60点、素描など20点。そのうち日本初公開が30点。
本人の写真なんかも大きく展示されていました。
この展覧会はレンピッカの生涯を、作品を通じて辿っていくかたちになっています。
60点あるなか、初期のころから晩年まで順番において解説。
全部見てきて感じたのは 生き方そのものが絵に表れていること。
レンピッカが生きた時代は女性が社会に進出し始め、革命などがたくさん起こる激動の時代だったようなので
その時代の背景に合わせて作風が変わってきていました。
初期の迫力ある画風から、
だんだんと素朴なものに変わっていったことが顕著に出ていました。凄い変化
才能が評価され、レンピッカ自身がイケイケだったころの絵は とても迫力と立体感のある絵でしたが、
時代に求められる画風が変わり、
みんなから取り残されそうになったときの絵は 憂鬱で素朴なものに。
頑張って対応させようと、肖像画から抽象画に変えてもなかなか評価されなくなり うつ病にも悩まされましたが
それでも筆をとることはやめなかったそうです。
レンピッカの絵に対する気持ちと覚悟は凄いものだ…!!と、絵からもひしひしと感じられました。
絵でマンマ食っていって、
自分らしく生きようとするレンピッカのカッコよさがうかがえます。キャーステキー
緑の服の女のように、レンピッカは肖像画をずっと描いていましたが 抽象画も凄く良いです。
持ち前の質感描画と立体感を生かしてて、美しく質量のあるものになってました。人物画も抽象画もイケるとかマジパねえッス
しっかりした凹凸に印象深い色と安定した質感、そこから感じる迫力と存在感。
レンピッカの絵は「そこにいる」と感じさせてなんぼだと思ってます!
はっきりとした影と色使いから出る立体と優雅な体の線。
そこにファッションも相まって時代と空気を感じる。魅力の出し方を最大限に利用して、見た者をとりこにする。
絵の感想としてはこんな感じ。
作風がだんだん変わっていくことは述べましたが、独特の質感表現と気品あふれる美しさは変わっていませんでした!
時間をかけて見て嬉しかったのはそこですね。あくまで自分らしさを捨てていなかった。
絵から感じられる生き様がヒジョーにかっこいいと思うのですよ!(*゚Д゚)
専門家ぶってる感じがしてなんともエラソーな分かりにくい感想になってしまいましたが、そんなところです。
行く時は必ず音声ガイドを使用してくださいね!
オミヤゲも買いました。
クリアファイル、ポーチ、ポストカード2枚。ポーチは若気の至りってことで 。゚(゚^∀^゚)゚。
なんにせよ、見に行ってよかったー!
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